この恐ろしい事実を知ったのは
私が現役を引退してから10年近くたった後のことでした。
ある日突然、
腰が曲がったまま元に戻らなくなりました。
しかも左側に。
レントゲン写真を見ると前からみて「く」の字。
悲惨なほどの痛みと苦しみ、
何もしていなくても、吐き気とひ汗が吹き出てくる。
地獄でした。
何が起きたのかお話しましょう。
あまり思い出したくないのですが・・・。
今から3,4年前になります。
当時私は塾の先生をしていました。
とてもストレスのかかる職場で
とても辛かった毎日をおくっていました。
塾の先生は、前かがみで子供たちに教えたり採点をしたりします。
その日は、ちょっといつもより強い違和感を感じていました。
それでもクラス中は緊張しているため大丈夫でした。
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ところが、すべての授業が終わった瞬間、
痛みがひどくなり動けなくなってしまったのです。
塾から家まで45分ほど車の運転をしなくてはいけません。
痛くてまともに座れないのにどうやって家まで帰ろうか??
何とか、痛みが一番軽くなる角度にシートを調整し、
ほとんどリクライニング状態で運転して帰りました。
アメリカは車を路上駐車します。
できるだけ家の近くにスペースが開いていればと願いました。
家から約50メートルの付近に車を止めました。
ただ車を運転しているだけなのに汗だくになりながら・・・。
家にいるはずの妻に電話をして助けを呼ぼう。
携帯から家に電話をかけました。
呼べど待てど電話に出ず。妻はいませんでした。
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どうしようか、真剣に悩みました。
意を決して、自分で歩く覚悟を決めました。
と言っても、どうやって車から降りようか?
足は手で持ち上げなければ動きません。
ドアを開けて足を先に外に出しても、そこから立ち上げることができません。
とにかく、つかまれるところに手をかけ、
手でよじ登って立ち上がるしかない。
開いたドアの上部に手をかけ一気に気合を入れて立ち上がろうとしました。
ところが、本当に足にまったく力が入らず、手の支えも不確かで、
中途半端な中腰状態で立ち上がろうとした勢いが止まってしまいました。
「やばい!」
ここで、この場に倒れたら2度と立ち上がれない。
夜の10時半に、路上で車のドアにしがみつき
必死によじ登ろうとうめき声を上げている男がひとり孤独を感じていました。
何とか立ち上がることができた。次は家まで歩かなくてはいけません。
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フルマラソンのラスト1キロを走っているかのような必死の顔で、
汗だく、しかも息をゼイゼイハアハアしながら、
歩幅10センチで歩く男の姿を想像してください。
家のドアを空けてほぼ気を失いました。
もともと腰を痛めたのは、
3戦目の国体予選でインターハイで準優勝した選手と対戦したときでした。
私は2ラウンド目の途中で、相手に踏み込んでパンチを打とうとしたのを、
踏みとどまったのです。
その瞬間、腰だけが前にガクッと入ってしまい、
完全に動けなくなりました。
病院では腰椎3箇所のヘルニアと診断され、
先生に「まだボクシング続けるの?」と言われました。
「当たり前だろ」と思いながらリハビリを続けました。
ヘルニアの原因は、減量によって骨と筋肉が弱ったところに、
無理な運動をしたせいで腰椎の骨と骨を支える軟骨がつぶれてしまいました。
しかも、3箇所。
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